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元気に生き生きと、自立して働く人を増やしたい


「週末起業」ということばをご存知だろうか。平日のアフターファイブ以降と週末のみを利用した起業スタイルだ。このコンセプトを世に提唱し、自分でビジネスを興したいと考える人たちの指南役となっているのが経営コンサルタントの藤井孝一さんだ。藤井さんは、最終的にはサラリーマンが「真に自立した社会人」となることをめざしている。

景気や企業業績がようやく上向いてきた昨今だが、サラリーマンの足元から将来に関する不安や現状への不満が消え去ったとはまだまだいえない。

経営コンサルタントの藤井孝一さんは、中小企業や起業家へのコンサルティングに加え、平日の退社時以降と休日のみを使った「週末起業」の啓蒙を推進している。藤井さん自身も1999年から週末起業家として活躍し、それを足がかりに自分の会社を立ち上げ独立。その経験をもとに綴った著書『週末起業』が2003年にベストセラーとなった。

当時は不況の只中にあり、不況対策の副業という視点からも注目を浴びたが、週末起業の魅力はその限りでない。働く人が会社から自立し、自分の信念のもとでビジネスができる、夢のあるワーキングスタイルなのである。

会社や上司のためでなく、自分の会社のために働きたい!

「私も7年前まではサラリーマンでした。起業を決意したのは、一つはバブルの崩壊で、潰れるはずがないといわれた企業や銀行が潰れるのを目の当たりにして不安を感じるようになったことです。もう一つ決定的なきっかけは、当時勤めていた会社での外国転勤です。ロサンゼルスへの転勤が決まった際、私は結婚したばかりでしたが、2週間くらいでバタバタと海外へ転勤となり、そして5年後には今度は紙きれ一枚で帰国命令が出ました。海外転勤は家族やプライベートを相当犠牲にしてしまうと痛感しました。サラリーマンなら当たり前かもしれませんが、家族のことなどを冷静に考えたとき、『ここまでしなきゃいけないのか』と考えたのです。また、当時は私も若かったこともありましたが、会社や上司の顔色をうかがって自分の思うとおりに仕事ができないことを常々苦痛に感じていました。それで、ここまで会社の都合に振り回されるのだったら、会社や上司のためでなく自分のために仕事をやりたい、と強く思うようになったのです」


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