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マネー・カレッジの投資再チャレンジ推進会議vol.3

マネー・カレッジの投資再チャレンジ推進会議もうひとつの処方箋vol.3

「日本株はこの先どうなる!?」

目標を決めるから迷わず投資できる


木田 知廣/作

「投資再チャレンジ推進会議」の手法にだんだんと納得していく岩本琢郎さん。でも、いくら投資タイミングを分散したとしても、株価が右肩下がりでは儲けが出ないことに気が付きました。

―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―

「ちょっと待ってください、仙吉さん」。琢郎は、自分が痛い目にあったバリュープライムの株価チャートを見ているうちに、ふと気になってきた。
「仮に、バリュープライムの株を定時定額購入するとしますよね。それで平均購入単価が下がるのは分かったんですが、最終的な株価が平均購入単価を上回らなければ、儲けは出ませんよね。ということは……、株価が右肩上がりにならないと、結局は使えない手法じゃないですか!」。勝ち誇ったように指摘した琢郎だったが、ふと気づいて別の角度から検討を始めた。
「あ、そうか。だから、個別銘柄ではなくて、日経平均に連動する投資信託を買うのか。個別の会社だと、最悪破産まで行っちゃって、株価は紙くずになるけど、日本経済全体だったら、基本的には右肩上がりだろう、と」
思考が勝手にめぐるのは、「投資再チャレンジ推進会議」の目指す方向性が実感できてきた証拠だろう。個別の銘柄の売り買いに血道をあげるのではなく、資産運用のベースとなるべきは、「投資再チャレンジ推進会議」の考え方ではないか…。知的な興奮が琢郎を包んだ。
(いや……)。さらに琢郎の思考はめぐる。(運用のベースを「投資再チャレンジ推進会議」で作っておけば、楽しみや、大きいリターンを狙うために、一定の範囲で個別株をやるのはかえって良いことなんじゃないかな。楽しいからこそ続けられる、ってのも事実だし)。
そんな考えを読みとったように、穏やかに琢郎を見つめていた仙吉だったが、ここで口を開いた。「日本経済が右肩上がりになるかどうかは、微妙なところではないかな。少子高齢化とか、ワシは楽観視はしておらんよ」
「あ、じゃあ……」。止めどなく回る琢郎の思考を先取りするように、仙吉 が言葉をつなぐ。
「国際分散投資じゃな」
「なるほど~」
「万が一、日本経済が良くなくて、株価が右肩下がりになってしまうとしても、海外株式にも投資をしていれば、そちらで勝てる可能性があるわけじゃ」
「あぁ、中国とか、インドとか、いろいろありますもんね」
「うむ。新興国も、成長性という観点では悪くないんじゃが、その分不安定ではあるのう。むしろ、分散という面からも、コスト面からも、海外株式のインデックス・ファンドを薦めたいところじゃな」
「へぇ、海外株式のインデックス・ファンドなんてのもあるんですか?」
「うむ。たとえば、『MSCIコクサイインデックス』なる指標があって、これに連動する値動きを目指す投資信託があるな。これは、コストも低めでお薦めじゃ」。
「あ、でも……」。さすがにここまでくると、仙吉は答えを用意しているだろうと予測しつつ、琢郎が反論する。


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