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ジャパニーズインベスターの記事をネットで配信、投資家ネット

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2015-08-13

「いい会社」をみつけよう!

企業に求められる投資環境の変化

日本の株式投資環境が変化している。これはアベノミクスによる日経平均株価の上昇だけを指すものではない。短期的な株式売買の投資環境を改善し、また中長期的な企業の収益率の向上を促進する動きだ。具体的な動きとして、2014年2月の日本版スチュワードシップ・コードの策定、2014年8月の伊藤レポートの発表、2015年6月の日本版コーポレートガバナンス・コードの適用開始があげられる。企業側にはこれまで以上に、株主・投資家とのコミュニケーションや資本効率の向上といった責務が発生する。ただし、これはマイナス面ばかりではない。しっかりと対応した企業には低コストで資本が得られるという大きなメリットがある。

コミュニケーションも新たなステップへ

コミュニケーションという側面では、特に企業と機関投資家の関係の変化が注目される。それは、これまでの相互理解の促進から、「目的を持った対話(エンゲージメント)」を実施するという流れだ。企業はビジョンや戦略を機関投資家に説明し賛同の議決権を行使してもらうことで、企業が企業価値向上や持続的成長を達成するというものである。また、その関係は馴れ合いでなく「緊張と協調」を含んだ関係である。
またコミュニケーションの強化は、機関投資家だけでなく個人株主・投資家にも及ぶだろう。日本において、個人金融資産のうち預貯金残高は800兆円を越えている。その中でグローバルな競争を続ける企業は、この個人金融資産を投資してもらい更なる成長につなげていく必要がある。個人の投資環境もNISA(小額投資非課税制度)の導入で、その裾野も広がりつつあり、企業にとってますます見逃せない存在になっていくだろう。実際にこれまでも企業は、個人を重要なステークホルダーとして位置づけてきた。経済産業省の企業報告ラボ2013年調査では、企業が情報開示活動で重視するステークホルダーとして、個人株主・投資家を国内機関投資家と同様のレベルで重視している。また株主通信や招集通知の内容充実、個人投資家を意識したIRサイトの作成、個人投資家向け説明会の実施やIRイベントへの参加など、個人を対象とした積極的なIR活動は多くの企業で主流となりつつある。

中長期的な投資判断のポイント

企業と株主・投資家のコミュニケーションが活発になっていく中で、どのような目線から投資判断をしていくのがよいのだろうか。ここでは、最近の投資環境の変化を念頭におき、中長期的な投資を行う際のいくつかのポイントを考えたい。

 第一のポイントは、企業のコーポレートストーリーを理解することだ。これは企業が掲げる長期の最終目標に対し、中期的な視点でどのような取り組みが行われているかを把握することである。最終目標と取り組みに齟齬がないかのチェックが重要になる。中長期的な取り組みについては、中期経営計画等からその指針を把握する事が可能である。事業活動を見る際には、直近の活動だけでなく、このような計画とともに判断することが好ましいだろう。

 第二のポイントは、中長期的な成長の実現を検証するための、事業内容の理解である。投資先企業が独自の強みや、他社と異なる製品やサービスを展開することは、中長期的な成長可能性と密接に関係づく項目であるためだ。ただし、単に良い製品やサービスがあればよいという話ではない。どんなに良い商品でも、そこから生み出される収益が低いようでは、せっかくの営業資産を活かしきれていないということになるためだ。事業の収益率にも留意しつつ、チェックをする必要があるだろう。これが第三のポイントだ。

 では収益率を判断するためにはどんな指標があるだろうか。その一つとして、ROE(自己資本利益率)が上げられる。2012年時点での日本企業のROEは平均5・3%と欧米に比べて低い状態にある(米国22・6%、欧州15・0%)。前述の伊藤レポートでは、企業にROEを最低8%に引き上げることが求められている。企業分析の際には、その推移を含め必ず意識したいポイントである。

 最後に企業の組織体制面から持続的な成長が可能かを判断するために、コーポレート・ガバナンスの内容も確認しておきたい。対外的に、様々なステークホルダーと適切なコミュニケーションを図る仕組みができているか、また対内的には経営陣に対する監督を行う体制が整備されているかを、コーポレート・ガバナンス報告書や招集通知で確認するとよいだろう。またガバナンスの状況をチェックする際には、日本取引所グループサイトにある、コーポレート・ガバナンス情報サービスの活用も有効である。

「いい会社」と出会うために

以上のような新たな投資環境の動向を考えると、これからの投資には企業の財務と非財務面をしっかりと理解する事が重要になると思われる。ただし、個人で企業分析をするには、その絶対数や時間で制約があるだろう。そこでお勧めなのが、「企業とのコミュニケーションの場」となるIRイベントへ参加し、効率的に企業分析をすることだ。タイムリーな企業情報の入手、IR担当者との対話による疑問の解消など、生きた情報を手に入れるメリットがある。 

 更にこうしたIRイベントに出展する企業は、ステークホルダーの声に真摯に向き合い、投資対象先としての魅力も大きいと思われる。IRフォーラム2015東京にもそうした企業が数多く出展する。より多くの企業から生きたIR情報を入手し、魅力的な投資対象先を見つけてみてはいかがだろうか。

「いい会社」をみつけよう!
『IRフォーラム2015東京』開催
入場無料!

『IRフォーラム2015東京』は、個人投資家の皆様と出展企業のコミュニケーションの場として、出展企業の事業内容や成長戦略、社会貢献活動、環境への取り組みなどについてよりよく知っていただけるIRイベントです。セミナーのほか企業展示ブースを設けており、企業のIR担当者へ直接質問も行えます。

日時:2015年8月22日(土)10:00~17:00
会場:TEPIAエキシビションホール
  (東京都港区北青山2-8-44)
銀座線「外苑前」駅3番出口から徒歩4分

お申込み詳細は下記URLよりご確認ください。
http://irforum.jp

※セミナーには事前予約が必要です。
 ご予約・詳細については上記WEBサイトをご参照ください。

主催/株式会社マジカルポケット
後援/『ジャパニーズインベスター』誌(宝印刷株式会社)
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