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2019/08/11 10:16

選管は1票の重さ示し不信払しょくに再調査せよ

選管は1票の重さ示し不信払しょくに再調査せよ

選挙が正しく実施されたのか、選挙管理委員会への不信を招く「選管不祥事」が、さきの参院選挙で相次いで起こっていた

 選挙が正しく実施されたのか、選挙管理委員会への不信を招く「選管不祥事」が、さきの参院選挙で相次いで起こっていた。投票率低下が懸念される中、選管への不信が生じれば投票結果にさえも猜疑心が生じかねず「民主主義」の根幹を揺るがしかねない事態になる。次期衆院選挙、自治体選挙のためにも選管は今回の処理に的確な対応をとることが強く求められる。

 長野県長野市では期日前投票用紙に県議選の投票用紙を渡す間違えを起こし、44人の意思が反映されない結果になった。千葉県では4市町で、れいわ新選組代表「山本太郎」候補への投票を自民党「山田太郎」候補に割り振った。2市だけでその数、数千票にのぼる。同様のミスは富士宮市でも起きた。こちらは山田氏への票を山本氏に加えていた。その数、約500票。いずれにしろ、決して許されるミスではないが、この事例は単純ミスと判断できそうだ。

 不思議なのは兵庫県尼崎市の開票結果。投票者数より『33票(選挙区20票、比例13票)』多い結果になった。選管は原因解明へ「精査する」そうだが、何が原因か、こうしたことが起こる要因を分析し、再発防止に努めることが必要だ。

 最も理解できないケースが大阪府堺市『美原区』の事案。美原区の有権者4人が「自身は比例代表に(日本共産党副委員長の)『山下芳生』と書いた」のに、美原区の山下票は「0」だった、という。

 大阪府に隣接する奈良県で今春の地方統一選挙で共産党市議が、市議選で美原区と同程度の得票を得ている御所市と比較してみても「0」が不可解な数字であることがわかる。今春の地方統一選挙、美原区からの堺市議選立候補者のうち、共産候補は1564票を得た。有効投票の約10.9%。御所市では共産党候補は2人で合計1745票を得ている。

 今回の参院選挙、御所市では日本共産党と政党名での投票が709票だった。山下芳生と候補者名を書いた投票は『21・175票』だった。確率からすれば美原区でも1桁~2桁出るのが自然だろう。山下氏は大阪を主な活動拠点にしている。

 市と区の選管は「訴訟で裁判所の決定がない限り再調査はしない」ようだが、この対応は堺市にとどまらず、全国の選管への不信を招く。ネット上には「ええー」と驚きの表現もあるが「普通、ありえないことが起きていれば自ら再調査を申し出るのが筋でしょう。不信感が残る」「責任取るべき事案」「善処します。再調査します、でしょ」「美原区の選管ははっきりさせるべき」「不正選挙は絶対に許せない」「開票作業終了後、開票結果の確定までに2時間の空白時間があり、開票に4時間半近くかかっている。この空白時間に票を操作していると考えられる」と不正を想起する書き込みもあり、「市長が維新だと、こうも早く行政が腐りますか」との書き込みまで。

 清水忠史衆院議員(大阪)は「山下芳生(共産・比例)票が堺市内で美原区だけ0票などということはあり得えません。間違いは明らかでしょう。選挙管理委員会はすみやかに再調査するべきです。そうでなければ有権者からは、組織的に不適切な開票実態を隠蔽しているものととらえられかねません」とツイッターで調査するよう求めている。

 選管への信頼を揺るがす事案だけに、提訴、裁判の流れを待たず、美原区選管は調査入りし、結果を記者会見で明らかにするべきだ。(編集担当:森高龍二)

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